地場産大豆の復活!都市農業の活性化へ

 市民の援農によって今年も座間産津久井在来大豆の収穫作業が終わりました。この取組みは、今から4年前、甘くて濃厚な津久井在来大豆の地場産にこだわり「どんぶり豆腐」を市内で生産販売する外狩豆腐店の店主をゲストスピカーに座間市民ネットで政治サロンを行い、生産者の減少から地場産大豆を確保することが難しい状況を伺ったことがきっかけです。

 その後、生産過程で最も手間がかかる種まきや除草、収穫や選別作業に援農ボランティアを募り、援農を求める農業者と「農」に関わりたいという市民の交流が徐々に広がり、生産者、生産量ともに増えてきました。昨年は5人の農業者による大豆生産者組合が組織され、今年は約110アールの作付面積に約3トンの収穫量を見込んでいます。

 日本の大豆国内自給率はわずか4%という状況のなか、地場産大豆の生産は、農業者や消費者である市民の間にあらたな価値を生み出し、食育や都市農業の活性化に向けても期待が膨らみます。