子宮頸がんワクチン接種 接種者への詳細調査を

 4月から定期接種となった子宮頸がんワクチンの「勧奨一時中止」から半年、神奈川ネットは、この間、接種対象者や保護者の不安の声に応え、ワクチン接種に関する情報提供や相談窓口の設置、接種者への独自調査を求め、中学校へのアンケート実施、議会や教育委員会、担当課などへ働きかけてきました。
 12月開催が予定されている厚労省の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会では、副反応症例の調査分析結果を報告し、接種の勧奨再開について判断を示すとしています。副反応については、接種後数ヵ月以上経過してからの体調変化や症状の発現が報告されていることから、接種者への詳細調査を実施し多くの症例を明らかにしていくことが重要です。
 鎌倉市や大和市ではすでに接種者全員へ独自調査が行なわれ、茅ヶ崎市でも実施が予定されています。
 神奈川ネットは引き続き、相談のあった市民や保護者らとともにアクションを進めていきます。